【続報】ソニーα7SⅢことILCE-7SM3の私が思う注目点はこんな感じ。

一昨日発表されたソニーの「新しいカメラ」α7SⅢことILCE-7SM3。おかげさまで私の日記の閲覧数もぐっと伸びた!
ソニーさん、誠にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

発表になったα7SⅢについては昨日ソニー様より導入をいただきました。私自身も疑問点が多々あった為です。
お話を聞き、私も色々と合点がいきましたので、それを元に本日は書かせていただきたいと思います。

☆α7SⅢはこんなカメラだっ(私感)

私は正直な話、画素数は12MPという情報を聞いて最初は落胆しました。というか衝撃でした。「S」としては5年ぶりのMCでしたし。
それにISO感度も常用で80から102400。数字だけ見れば低感度側が「ちょっと下がった」だけ、と見える。

えっ今までのスペックを磨き上げたんだ、と言いたい訳ですか?それで待ち望んだユーザーさんが納得する?
正直な所、α7RⅣをどうするか迷っていた方がSⅢ待ちで様子を伺っていた方けっこういると思っていましたし。

しかし、実際の発表を受けてweb上でのご意見等も参考にすると私の捉え方が間違っていたという風に感じました。

このα7SⅢというカメラを作り上げる為には新開発の12MPのセンサーが必要だったという事ですね。
画素数を上げる事にこだわったらこのα7SⅢというカメラが意味を持たないカメラになってしまうという事でしょう。

 

☆センサー 画素数について

しつこいようですがこのα7SⅢ、総画素数1290万画素、有効画素数1210万画素、新開発裏面照射方CMOSセンサー ExmorR。

このセンサーの肝は「ゆとり」です。全ての感度領域で低ノイズ性が格段に向上しています。
実際私、α7SⅡとα7SⅢの感度耐性の映像を資料として見せて頂きました。ISO50,000以上になったらその差は歴然。

α7SⅢのそれは102,400になっても大きく変わりませんでした。なるほどこういう部分が12MPへのこだわりだと痛感。

作例の静止画も見せて頂きましたが、12MPの柔らかい描写は主に人物撮影等では逆に大きなアドバンテージになります。
昨今の超高画素はやもすると像がカチッと固く写ります。しかしこのセンサーが写し出す世界観は見ていてほっとする描写。

裏面照射センサーによりα7SⅡ比で2倍の高速読出しを実現、プロのクリエイターが熱望していた4:2:2 10ビット4K120P対応

また裏面照射型になった事により、新画像処理エンジン BIONZ XRとあいまった劇的な進化は特筆すべき物。
BIONZ XRの画像処理能力はBIONZ Xと比較して約8倍。4K60Pを1時間以上連続撮影を可能にする為の2チップ配列。

12MPを基軸にした静止画向上と高速化を実現し、4K120Pまで対応するシステム。それをスタミナで支える技術。これが答えです。

 

☆AF能力について

既報の通り、α7SⅢはファストハイブリットAF。759点の位相差測距点と425点のコントラストAFに対応しています。

位相差AFポイント759点はα9シリーズを上回りαでは最高能力となります。
また、低照度下。AF-S時では加減-6EVまで測距が可能です。α7SⅡは-4EV対応。その2段の差は歴然です。
ほとんど肉眼では被写体が見えない程暗い状況下でもAF撮影が可能です。そこでも944万ドットのEVFが活きてくる事でしょう。

α7SⅢでは連写性能も劇的に進化、10コマ/秒の連写能力と大容量バッファメモリー搭載により連続撮影が可能。
そのスペックは非圧縮RAWモードまたは非圧縮RAW+JPEGのモードで連続撮影が1000枚以上。圧倒的な連写性能を誇ります。

また、連続撮影後のメモリーカードへの書き込み中でもFnメニュー上から撮影設定の変更や再生画面へのアクセス等も可能です。

 

☆手振れ補正機能について

α7SⅢは5.5段分の光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能を搭載しています。αとしては初めて動画専用アクティブモードを搭載。

実際この映像を見させて頂きましたが効果の程はスゴイです。手持ち撮影を強力にサポートします。
尚、注意点としてはアクティブモードでは多少映像がクロップされます、また120fps等では使用できない場合があります。

 

☆放熱構造について

前述したように、このα7SⅢは4K60P動画が1時間以上連続撮影が可能です。「1時間以上」という部分にご注目下さい。
上限を1時間と設定している訳ではありません。実際にメーカーテストでは1時間以上撮影が出来るている。
言い換えると「バッテリーとメモリーカードが果てるまで」撮影が可能です。実際USBPD(Power Delivery)では4時間以上の連続撮影が出来たという情報もあります。

約2年前までデジタルカメラの動画には「29分の壁」という物が有りました。要は30分以上撮れる物はカメラではなくビデオ。
これは確かヨーロッパの税法上の関係があり、ソフト的にカメラの動画は30分を越せない様に設定されていました。

その制約は撤廃されましたが、とはいえカメラで30分以上の連続撮影は物理的に難しい、その理由は熱問題、そう、オーバーヒートです。

本体内の温度上昇の一番の要因はいうまでもなくイメージセンサーです。従来の約5倍の放熱効果を得る事に成功、としています。

もちろん静止画として見てもその効果は絶大です。現在採用しているバッテリー、NP-FZ1000でα7SⅢは静止画で約600枚、動画で約95分の撮影が可能です。

ライバル視されているキヤノンさんのEOS-R5では例えば8K30Pの動画撮影においてバッテリーの持ちが10分台という噂もあります。

そうです。動画マシーンとしてα7SⅢは最高の4K映像を撮れるカメラという点に最大の力を注いだカメラと言えるのです。

 

☆総論的な部分で

本日はながったらしい日記になってしまいましたが、実はアピールしたい点はまったくもってまだ足りません。
その中でこのα7SⅢというカメラの要点をまとめさせていただくとすれば、

①フルサイズ12MPでつくるカメラの利点を徹底して深堀した。
②「7S」=高感度機という立ち位置を徹底的に踏み込んで唯一無比の存在となった。
③センサーから来るメリットで4K120Pまでの撮影、RAWの動画が撮影できるマシーンに仕上げた。
④常に狙いを付けた撮影の為に最大限のAF性能と手振れ補正性能をつぎ込んだ。
⑤しかも限りなく長時間・多撮影が出来る為に最大限の放熱処理を施した。

大きく言うとこういう事だと私は思います。

そうです、このα7SⅢというカメラは万人向けのカメラではありません。
α7SⅢの概要を見た結果、やはり高画素機のα7RⅣをセレクトする、必ずいらっしゃるでしょう。

しかしこのα7SⅢというカメラは間違いなく驚愕のマシーンでしょう。

2020年8月4日(火) 10時より予約販売開始予定
詳しくはソニーHPにて 

 

久しぶりに私も興奮しましたので、このα7SⅢはお店に導入する事にしました。

次回はα7SⅢに対してレンズやアクセサリー、メモリーカードに付いて書かせて頂きたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 

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